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2012年3月 定例ツーリング

3月定例ツー<3月11日>  
「初の実測日本地図を作った伊能忠敬記念館見学と飛行機堪能ツアー」
  
今回の動画は 「かまた」「岩」さん共に掲載です。
 
”かまた”さんの作品
 
岩さんの作品
集合・出発場所の 首都高速 大黒パーキング 
8:40 首都高速 大黒パーキング 出発
昨日まで降り続いた雨でしたが、今日は曇りでちょっと寒い朝を迎えました。最低気温4度、最高気温が10度の予想です。今年は例年より春の訪れが遅れています。
ぞくぞくとメンバーが集まり、バイク21台の22名、車で見送り1名、総勢23名のツーリングになりました。
 今日の幹事は、エリーさんです。普段よく走っている明るい土地を案内して頂きます。
ゲスト参加者は3名。最近メンバーは拡大中で、とても良い傾向にあります。入会希望の皆さんは、遠慮なく声をかけてください。大歓迎です。
 それではバイクを紹介しましょう。3ヶ月ぶりバイク復帰のウッシーさん、愛車はBMW K1200S。ゲストのツカさんの愛車は、スズキGSX1300R隼です。トコさんは新車のお披露目ホンダVFR1200F。ゲストのカンバさんはヤマハFZ6R。トムさんも新車のお披露目KAWASAKI NINJYA ZX14R 世界最速マシンです。むかりんさんの愛車は、トライアンフ スプリントGTで、奥さんとタンデム走行です。
 今日はメンバーの新車買い換えが目立ちました。これぞ日本経済の底力、まだまだ元気な日本です。どんどん新車を購入して、経済活性化に寄与しましょう。














10:30〜11:30 伊能忠敬記念館
小学生か中学生の時、日本史の授業で伊能忠敬を学びました。確か自ら実測して、日本地図を作った江戸時代の偉人ということでした。その程度の知識しか持っていないし、私と同様の方が殆どだと思います。
 戦前教育を受けた大先輩から聞いた話ですが、戦前までの義務教育の歴史科目は、年号整理の記憶よりは登場人物に焦点を当てたものが主流だったということです。歴史的背景や当時の社会環境、その人物の性格や意思決定過程などを学び、その知識が実社会における選択や意思決定に役だったということです。
 戦後の歴史教育は年号と事象の整理と記憶に偏重しているようですが、私が学びたい事は、その時の環境や思考、意思決定要因など、より人間臭い部分です。もちろんそれらの情報は、歴史学者の私見やバイアスなどに染まった二次情報になりますが、韓非子が唱える歴史の定義、すなわち支配を目的とした恣意的な事実の物語化ということを前提にすれば、それらも自己の価値観と社会システム上の統制を明確に区分することが可能で、歴史学者の私見やバイアスも客観的な情報に思えてきます。
 まあ言いたいことは、今回見学した伊能忠敬記念館は、歴史の年号整理や記憶ではなくて、忠敬の生き方に力点を置いた資料館で、当時の日本の社会環境の学びや、もがき苦しみながら人生の価値観を追求した忠敬の生きざまを味わうことができ、とても感銘を受けました。
 忠敬は営んでいた酒造業を48歳で隠居して伊勢神宮に旅行します。48歳とは私と同じ歳。人生50年と言われた当時のことですので、今で言えば還暦過ぎの旅行ということでしょうか。人生の区切り、人生の節目やけじめを付けに伊勢参りということでしょう。そして忠敬は、その旅行中に緯度方位観測を行ったということで、天文や暦学が好きでたまらない様子が伺えます。
 その後忠敬は50歳で江戸に渡り、天文学の権威、高橋至時先生に弟子入りします。当時高橋至時は32歳ですから、高齢50歳の忠敬は若き師をどのように見たのでしょうか。
 その様子が伺える事件として、伊能忠敬は学んだ測量技術をもって、御法度であった江戸の町の実測測量を行ってしまったことです。師である高橋至時も大変困ったと思いますが、リスクを背負い込んだ挑戦が実って、江戸幕府から命を受け、日本全国の測量を任されるに至りました。場合によっては高橋至時が幕府に進言したのかも知れません。幕府のお墨付きで、忠敬は55〜71歳までの時間を使い、日本全図を完成させたのです。しかもその費用は、伊能忠敬の持ち出しでした。
 さてここで現在の日本に置き換えて考察します。定年退職後の生きざまに人生の目標の確固たる信念を持ち、計画的に充実した生活を送っている者がどの程度いるのでしょうか。または生きざまに関する規範や様々な情報発信や環境整備は行われているのでしょうか。
 現在平均寿命は80歳前後、今後は医療技術の発展によって伸び続けます。人間の寿命の潜在能力は140歳ほどと聞きますので、どこまで延びていくのでしょうか。そして同時に期待されるのが、生きざま、生きがい、の確認だと思います。伊能忠敬記念館はその問題解決に示唆を与える施設でした。



11:30〜12:30 小堀屋で昼食
昼食は「名物黒きりそば」です。そば粉に日高昆布を練り混んで打った蕎麦だそうです。味はほんのり昆布の香りがする、ツルッとした蕎麦の食感です。
 蕎麦の後は向かいにある鯛焼き屋さんです。何やら明治後期に開発された鯛焼き製法だそうで、鋳造金型は鯛焼き1個ずつ独立しています。現在多くの鯛焼き屋さんは、一つの金型で何個も同時に焼きますが、この店では一匹ずつ焼いていきます。四谷三丁目の「わかば」と同じ焼き方です。
 大きさは小振りですが、味は絶品でした。薄い皮はパリッとしていて、尻尾まであんこが行き渡っており、丁度良い甘さでした。これも「わかば」と同じ味でした。
 その隣の店の「しょうゆジェラートアイス」という看板が目に飛び込みました。躊躇せず「醤油アイス」を購入。これもまた絶品。濃厚なバニラのソフトクリームに生醤油がマッチして、美味しい味が演出されています。





14:00〜15:30 航空科学博物館
航空科学博物館に到着です。成田空港の端に立地していますので、絶え間なく飛行機が離発着しています。
 バイク好きは飛行機好きでもありました。子供と交じって、飛行機のコックピットに座っています。
 屋上ではエアー無線をワッチします。管制官、パイロットの会話を無線で聞くことができました。但し英語だから、何言っているのか???・・・ 幹事のエリーさんが通訳してくれました。
 ちょうど航空ジャンク市が開催されていました。ジャンク市ということで、飛行機の解体部品や機内備品の中古品が販売されていました。シート20万円、計器10万円、値段にびっくりですが、誰が何の目的に購入するのでしょうか。














16:20 市川パーキング 解散
早朝は曇り空でしたが、午後から晴れに変わり、絶好のツーリング日寄りとなりました。解散場所の市川パーキングは、高架下にあります。
本日のツーリングは、自宅からの総走行距離が295キロメートルのミドルコース。春目前ですが、ちょっと寒さの残る気候です。
 お試し参加のゲスト3名が参加し、21台22名の大移動ツーリングでした。幹事のエリーさん、大変素晴らしいツーリング企画ありがとうございました。
 それではまたお会いしましょう

ツーリング参加者に写真を投稿して頂く、「PhotoGet」を開設してます。

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